植え付け、育て方も簡単!「ジャガイモ」の育て方
前回は春はもうすぐ「土」特集として、土づくりについてお伝えしました。さて、その土に何を植えようか迷うところですね。そんな方におすすめしたいのが、イモ!
キクチ種苗の正面入口には、現在、上の画像の様にイモコーナーが充実しております。
栄養素も豊富で、幅広い料理に使える「ジャガイモ」と「長イモ」の様々な種類の種イモをご用意しております。今回は、「ジャガイモ」と「長イモ」の植え方・育て方を特集いたします。まずは、比較的短期間で収穫できるので、家庭菜園初心者の方にもおすすめなジャガイモの植え方・育て方です。
種イモは、ウイルスに侵されてないものを選びましょう
まず「ジャガイモ」は種イモを植え付けることから始めます。
植え付け時期は、2月下旬~3月上旬と9月頃がベストです。
種イモを選ぶときのポイントは
ウイルスに侵されていないものを選ぶこと。どれがよさそうな種いもかわからないときは、気軽にスタッフにお尋ねを!
キクチ種苗で取り扱っている、種いもの種類は5種類あります。
人気ランキングは
1位・・・キタアカリ
2位・・・ダンシャク
3位・・・アンデスイモ
その他にも、シンシアやメークインなどもあります。
ちなみに一番人気の「キタアカリ」は、ちょっと甘みのある味わいが魅力です。また「ダンシャク」は、ほくほく感があり、コロッケなどに最適。「アンデスイモ」はサクサクの歯ごたえを楽しめます。
それぞれの品種によって、味も見た目も異なるので、お好みを選んでくださいね!
植え付ける際には、「じゃがいもシリカ」を!
種いもを植える際は、幅20㎝間隔、深さは5~6㎝で植え付けてください。
大きい種いもは、半分に切ってから植えます。
この時、切り口を乾燥させてから植えるのがコツ。
ジャガイモは水分に弱いのです。
安心なのは「じゃがいもシリカ」を切り口につけ、よく乾かしてから植え付けることをおすすめしています。
シリカをつけてから植えることで、根腐れ防止になり、元気なジャガイモが育ちます。
2月下旬~3月上旬に植え付けると、3月下旬くらいには芽が出ます。
水やりは、土が乾いたら行ってください。
収穫後、気をつけてほしい「連作障害」
ジャガイモの収穫時期は5月~6月。発芽し、花が咲き終わり、茎や葉っぱが黄色くなった頃が収穫時です。
収穫後、ジャガイモを植えた同じ場所にナス科(イモ・トマト・ナスなど)の植物を植えるのはNG! 連作障害(注1)を起こしますので気をつけてくださいね。
注1>>連作障害とは…
毎年、同じ場所に同じ野菜や同じ科の野菜を栽培することを連作といいます。連作をすると、その野菜を冒す病原菌や害虫が多くなったり、土壌の中の養分が足りなくなって、野菜の育ちが悪くなります。これを連作障害といいます。何種類かの植物を順番に作ったり、土を入れ替えて予防をします。
さて、ジャガイモは畑以外でも、上のような丸型で深さのあるものなら鉢植えでも栽培可能です。種いもにもよりますが、1つの種いもで約7~8個のジャガイモができるといわれています。
植え付け時期の今、家庭菜園で手軽に楽しめるジャガイモ作りに挑戦してみませんか?
気長に気軽に育てられる「長イモ」
ジャガイモ同様、比較的簡単に育てられるのが「長イモ」。当店には「長イモ」と「短形自然薯」2種類の種いもがあります。
独特のシャキシャキとした食感を楽しみたい方は「長イモ」、とろろなどにして味わいたい方は「短形自然薯」がおすすめ。
植え付けから収穫までのポイント
植え付け時期は、4月~5月。収穫時期は大きくて長いものを食べたい方は2~3年後、早く食べたい方でも1年後が目安になります。いずれも、11月以降の寒い時期に収穫してください。
名前のとおり「長い」イモを、まっすぐキレイに育てるため、家庭菜園では、長芋栽培器(パイプ)を使って植え付けをします。
長イモを育てる際の土は、肥料は必要ありません。むしろ、やせている土(肥料を入れていない土)のほうがよく育ちます。
とっても手軽ですね★
しかし、ジャガイモ同様、長いもも連作障害がありますので、3~4年は植え付けの期間を空けてください。
また、短径自然薯ならば長さもありませんので、プランターでも栽培できますよ。
じっくり時間をかけて育つ長イモ作り、ぜひご家庭でお試しください。
植物スクスクブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回も植物の植え方・育て方についてお伝えいたします。お楽しみに。
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